ドイツ人夫ハゲ丸は、約2年ぶりにドイツへ帰省していました。日本企業で働きながら長期の休みを取ることは、なかなか大変で念願の長期休暇を取ることができて喜んでいました。
そんなハゲ丸の家族、いわゆる「義実家」との関わり方。日本人同士で結婚していれば、お正月などお互いのご実家を行き来すると思います。国際結婚をしている私たちは、一体どういう関わり方をしているのか、これから国際結婚をしようとしている方へのアドバイスや、興味がある方へのヒントになれるようシェアしたいと思います。
ドイツに住むハゲ丸の家族の例をご紹介します。
目次
外国の家族はイベントのたびに集まる習慣がある
ここ数年のドイツ人夫ハゲ丸との生活をご紹介したいと思います。
家族内の結びつきが強い
日本だと両家が遠方の場合、年末年始のご挨拶だけだったり、何かしら特別なイベントがないと集まらないと思います。なるべくなら、夫や妻の実家には行きたくない、という友達もいます。
しかし、ドイツに限らず外国の家族はクリスマスだったり、家族の誕生日だったり、家族が全員集合するイベントが多いような気がします。実際ハゲ丸の家族は、家族全員の誕生日は必ず集まってお料理を食べたり、お酒を飲んだりみんなでお祝いをしています。そしてプレゼントを送り合います。
知り合いのドイツ在住の日本人奥さんは、頻繁に旦那さんの実家に集まるそうで、旦那さんのご実家に行きたくない時は「行かない」という意思表示をすることもあるそうです。慣れない言語で、周りは全てネイティブスピーカー。自分の心を休めるために「行かない」と選択するそうです。
実際のところ、ハゲ丸も疲れている時など私の実家のご飯会などを欠席することがあります。それも自分のリラックスの時間を取るため。その際私はハゲ丸のフォローにまわります。割と私の家族は自由なので、欠席、出席は気にしません。(笑)
外国に住むということは、誰も気を遣ってくれないためしっかり自分の意思を話すことも大切です。
イベントカードを送り合う
イベントカードを送り合うのは、アメリカだけかと思っていたのですが、ヨーロッパもそのような文化があるようです。ハゲ丸のお家や友達に関しては、誕生日や、クリスマスのご挨拶で各々がクリスマスカードを送り合います。
そのイベントカードがとても可愛くて、これまで頂いたもの全てコレクションにしています。
【実践中!】外国人パートナーの家族とのお付き合いの仕方
日本人同士なら、数年結婚生活を送るとなんとなくお互いのご実家の付き合い方がわかると思います。
外国人パートナーとなると、年1回訪問できたら良いほうです。そんなドイツに住む外国人夫の実家とのお付き合いの仕方を、ハゲ丸家族Verで紹介します。
最低限の連絡のみ
最低限と書くと冷たい感じがしますが、あえて最低限と書かせていただきました。数年を通して感じたのはハゲ丸のご両親は、自分たちを大切にしている印象です。
子育てが終わり、子どもたちが巣立った後、夫婦の二人の時間をゆったり過ごしていると言えるかもしれません。
「最低限」を例えると、成人を迎えた子どもは、一人の大人、なんなら結婚したんだし必要時のみ関わりを持つイメージです。ハゲ丸は適宜ドイツの家族と連絡をとっているし、嫁である私は誕生日の時やハゲ丸のご両親が旅行に行った時に写真を送ってくれたり、連絡頻度はほとんどありません。1ヶ月に数回程度です。
ドイツと日本という距離や、言葉の壁もあるので、連絡頻度は少ないのかもしれません。私からしたら、このくらいの距離感がとても居心地がいいです。(笑)
必要な手助けのみをお願いする
これは私がドイツに一時期住んでいた頃の話です。
ハゲ丸のお母さんは料理が上手で、よくご飯のお裾分けをしていただいていました。慣れないドイツ生活で、あたふたしていた頃にパスタだったり、サラダだったり、ボールに入れてお父さんが持ってきてくれていました。少しでも楽をしたい!私からしたら、とてもありがたかったです。現在は、私の実家の母がご飯のお裾分けをしてくれています。(笑)
ハゲ丸のお母さんは、さっと必要な時に、さっと必要な手助けをしてくれる、そんなお母さんです。
連絡の窓口を決める
日本人同士の夫婦もこれが普通なのかな?夫の実家の窓口は、全てハゲ丸。日本の実家の窓口は、全て私。イベントで誘われた時は、必ずお互いに聞いてから返事をするようにしています。
【メリット】外国人パートナーの実家とのお付き合いのリアル
ここからは、私が外国人パートナーを持つ友達から聞いた話や両親の実家同士の関わりを見て感じたことを偏見ありまくりの視点で書きつらねます。サラ〜っとお読みください。
自分が大切!自分が優先!
ちょいと語弊があるかもしれませんが、読み進めてください。日本よりも、ヨーロッパに住んでいる方は自分の趣味や、セルフケア、自分の時間を大切にしている方が多いと思います。
つまり、変なことでお嫁さんにかまっている暇がない(笑)例えをだすと、孫は欲しいけれど、孫についての話は全くでません。個人主義と言っていいのか、そういうことを聞かないのか、お嫁さんを大切にしてくれているのか、踏み込んだ話をされたことがありません。
言葉がお互いできないためコミュニケーションがとれない
私はドイツ語ができません。そして、ハゲ丸のご両親は日本語ができません。そのため、直接的なコミュニケーションをとることが少ないです。だからと言って、会話の機会を取らないわけではありません。連絡ツールを使ったり、翻訳機を使ってコミュニケーションをとります。
「文化が違うから・・・」で終わる
お互いが育った国や環境から、「文化が違うから・・・」で終わります。それはハゲ丸のご両親に限らず、ハゲ丸と喧嘩した時もそんな着地点で終わるような気がします。もしかしたら日本人同士だと、それぞれの地域のルールやしきたりなどでぶつかって喧嘩が長期することがあるかもしれません。
【デメリット】外国人パートナーの実家とのお付き合いのリアル
良いところもあるし、もちろん悪い感じる部分もあります。そんな国際結婚のリアルをご紹介します。
言葉がわからないから本音がわからない
ハゲ丸の家族や、友達は分け隔てなく接してくれます。ただ、言葉がわからないから不安に思うこともあります。でも分け隔てなく接してくれているから、良しと勝手に思っています(笑)
何か困った時に外国に住む夫の家族を頼ることができない
今私たちは日本を拠点に生活をしているため、必然的にハゲ丸のドイツ家族を頼ることはできません。もしものことが起こった時は、日本の私たちの家族を頼るか、自分たちでどうにか解決しなければなりません。やはり、有事の時は人手があった方が動きがいいと思うので、どのように動くのかパートナと話し合っておく必要があると思っています。
まとめ
結婚するまで、日本人の彼氏と交際してきましたが、それ以上に広い世界の中で外国人パートナーと出会えたこと、海を超えて家族ができたことが、自分にとって幸せだということに改めて気づくことができました。
もちろん、ハゲ丸とは喧嘩をします。悪い言葉も使うし、言い合いもするし、一言も話さない時もあります。でも、それって日本人同士でもそういう雰囲気になることがあると思うし、人間vs人間だから、二人の着地点を二人で探すことが夫婦生活の醍醐味なのかなと思ったりして。(笑)
ハゲ丸の愚痴は、自分のお母さんにベラベラ喋っています(笑)😅
ただ今回シェアしたことは、私が経験したハゲ丸のご両親との関わりの一部です。日本でたまに聞く、パートナーに対してきつく当たるご両親も、もしかしたらいるかもしれません。
今、外国人パートナーのいる方、国際結婚に興味を持っている方、パートナーのご実家に歩み寄れるのか、パートナーは自分を守ってくれるのかなど、しっかり見極めて一歩ずつ進んでいってください。
最後までお読みいただきありがとうございました!みなさんのこれからのヒントに少しでもなれますように✨
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