今回はドイツの食文化についてお話したいと思います。やっとドイツの食文化に慣れてきたけど、最初は戸惑いが多くありました。日本人、ドイツ人は味の好みの違いをはじめ、体のつくりが異なります。一般的に朝ごはんは、シリアルや、パンにハムやチーズを挟んだもの。お昼ご飯はお肉やパスタ、夜ご飯は朝と同じパンにハムやチーズを挟んだものだそうです。時々無性にお米が食べたくなる時があるので、我々日本人は、遺伝子レベルでお米が組み込まれてるのかもしれません。(笑)
それでは夫のご実家から学んだ、一般的な食文化の特徴を4つあげたいと思います。
お昼ご飯をたくさん作り、夜も同じものを食べる
夫の家庭では、このような食事スタイルの日が多くあったそうです。お昼ご飯をたくさん作る理由として「午後も調理をすると1日中、調理をしている=調理している人の自由な時間がない」ということを言っていました。日本で過ごした休日は、1日3食作っていたのでこの言葉にはびっくりしました。でも、ドイツの考え方最高!(笑)
料理の盛り付けは気にしない
ドイツの食事のイメージは「豪快・合理的」などのイメージがあると思います。見た目のインパクト大!盛り付けが美しいフランス料理や、イタリア料理の盛り付けとは正反対です。カフェでケーキを頼むとフォークがケーキに刺さってくることがあり日本人としては衝撃が強かったです。(笑)
一人一皿が基本!
環境大国ドイツならではかなと思います。ドイツはどの家庭も食器洗い機が備え付けており、手洗いすることが少ないです。使うお皿が少なければ片付けも楽チンだし、合理的といえば合理的です。でも、サラダはちゃんと別皿で出してくれます。
土地が生み出した保存食文化
昔の冬のドイツは寒冷な土地柄食材が乏しかったそうです。そのため、ハムやソーセージなど保存食が生まれたと言われています。保存食とするには、たくさんの塩を必要とします。そのため、こちらの味付けはしっかり目です。日本の薄味で育った日本人が、「しょっぱい!」と感じることがあるのは、この文化が影響しているからなのです。
時々日本食を作るのですが、味が濃くなっていないかとても心配になります。(笑)
食よりも、休暇へのこだわりに重きをおく
ドイツのレストランやカフェでお会計をするときにびっくりすることは、税金の高さ。なんと、外食だけで19%税金で取られてしまいます。そういうこともあってか、日本と比べ外食できるお店は少ないです。外食に行くよりも自宅の食卓を家族で囲み和気あいあいと過ごし、家族の時間を楽しんでいるように思えます。おうちご飯でお金を貯め、どーんと旅行や休暇で使っているのかもしれません。
まとめ
ドイツの食文化は質素だけど、豪快です。そして、合理的!なんともおもしろいところが混ざった文化だと思いました。でも、お料理はとてもおいしいし、日本人の舌にあう食事だと思います。そうは言っても、やっぱり日本食が恋しくなります。(笑)