ハゲ丸にプロポーズされて、1年。新人指導も落ち着き、そろそろ渡独準備をしようかーと思い、書類集めを始めました。ドイツの役所はお堅いところが多いって聞いていたけど、本当に大変だった。(笑)
冬のボーナスを頂き、2020年1月、思い切って退職。
上司の計らいにより、有給を全て消化させていただけることになり、その有給を使って書類集めのためドイツへ一時渡りました。
ドイツ人と日本で結婚手続きをする手順 〜はじめに〜
ドイツは16の週から構成される連邦国家。日本とは違って、州のそれぞれに主権や政府、憲法を有している国家です。このことから、州によって法律や、条例が若干違う!国際結婚に関しての軸となるところはドイツ全体で統一されていると思うけど、書類集めをする際は、申請を行う各自治体へパートナーにお願いして確認することをオススメします!
自分(日本人)の戸籍謄本・住民票・婚姻具備証明書を市役所へ取りに行く
日本でも、外国でも入籍をする時に必要な書類、「戸籍謄本」。
「住民票」は「世帯主の氏名及び世帯主との続柄」と「戸籍の表示」を省略して申請することも出来るようですが、アポスティーユ付けて翻訳後にやっぱり省略してないのが必要!なんてことになったら二度手間もいいとこなので、とにかく念入りに全部記載されているものがいいと思います。ちなみに、私は心配しすぎて電話とメールで何度も確認してしまいました。
「婚姻具備証明書」という書類は、「独身証明書」という書類になります。この書類名は、国際結婚をされる方は必ず聞くと思うのですが、この書類は市区町村役所で入手できます。ただ、私の住む街では法務局へ案内されそこで発行して頂いたので、こちらも念のため、事前に役所へ問い合わせどこで入手できるのか聞いた方が良いと思います。
戸籍謄本・住民票・婚姻具備証明書が手に入ったら、アポスティーユをつけてもらうために外務省へ郵送する!
アポスティーユとは、これは「国が出した、正式な書類だよ」と証明した、外務省のハンコのこと。
これはとーっても大事なハンコになります。この書類は、日本からでしか申請手続きはできません。もし海外から申請される場合は、委任状が必要だそうです。
私がこの書類にアポスティーユの申請したのは、現在のコロナウィルスが流行し始めてしまった時のこと。そのため、外務省のホームページを見ると「感染予防のため、郵送申し込みを推奨します」と記載がありました。
それに従い、ホームページの「アポスティーユ申請書」をダウンロードしました。その書類たちは絶対に紛失できない、とても大事な書類なので、郵便局で追跡可能な「赤いレターパック」を購入し郵送しました。アポスティーユの返送までは、約1週間程度時間がかかりました。
※外務省→自宅への郵送費も自分負担なので返送も赤いレターパックを購入し書類と一緒に郵送しました。
※赤いレターパックは、全国一律で520円です。
※レターパックは折りたたみ可能!
外務省までの電車賃を考えれば、お得!
※緊急事態宣言が解除された2020年6月現在も、郵送のみの対応だそうです。
返送されてきたアポスティーユと書類たちをドイツ語に翻訳依頼する
翻訳事務所リストはドイツ大使館に掲載されています。
国際結婚の先輩方の情報だと、ドイツの方が安く翻訳できると聞いたけどそんなことはなかった!(笑)数万円の費用がかかることは覚悟しておいてください。
ドイツに在住している、日本人の認証翻訳士さんもいらっしゃり、仕事がとても早く依頼からわずか1日で書類を仕上げてくれました。(大変申し訳ないのですが、お名前を忘れてしまいました。その節は大変お世話になりました!)
そのドイツ語翻訳した書類を持って、彼の婚姻具備証明書(Ehefähigkeitszeugnis)をゲットする!
ハゲ丸の婚姻具備証明書は、相談したドイツの自治体の計らいにより私のアポスティーユなしで書類を頂くことができました。
実は、ハゲ丸の婚姻具備証明書(Ehefähigkeitszeugnis)をもらうためには私(日本人)のアポスティーユが必要だったのです!これはドイツ大使館ホームページには書いてありませんでした。もっと下調べしておけばーーとハゲ丸と喧嘩しました。もしかしたら、州や自治体によって必要、不必要とあるのかもしれないので、念入りに各自治体へ確認することをオススメします。
ハゲ丸の書類を手に入れるためには、私のアポスティーユは原本ではなく、スキャンしたデータで対応できるとドイツ自治体の返答であったため、ハゲ丸にデータを送り対応をお願いしました。
彼(ドイツ人)の書類を日本語翻訳する
これは日本で依頼をしました。こちらもドイツ大使館HPにリストが載っています。
私は、「中村国際事務所さん」へ翻訳依頼をしました。こちら事務所の管理者「中村様」や、秘書の方からメールで丁寧な説明をしてくださり、依頼前に翻訳料の概算も出して頂けました。そして、仕事が早い!値段も想像していた金額でした。そして一番のポイントは、「大使館・領事館認定の翻訳士さん」である!これが決め手です。
ここまできましたが、まさかの問題が発生!!
さぁ、書類が全て揃った!でも、その時は3月の中旬。コロナウィルスが欧米、日本、世界へと広がっており、なんとそれぞれの国の鎖国が開始となりました・・・。日本も同じく欧米諸国からの旅行者や帰国した日本人に対しての14日間の隔離生活を命じていました。ハゲ丸も飛行機のチケットを取っていたのですが、今日本に来るのにふさわしくない時期となり入籍は延期となってしまいまいした。
ドイツ、日本の書類の期限はいつまで?
ハゲ丸(ドイツ人)の書類の期限は6ヶ月。私(日本人)の書類は、3ヶ月と役所から案内されました。
そのため、入籍する際、私は書類の取り直しが必要になります。(戸籍謄本と住民票)日本は簡単に書類をゲットできるため感謝です。書類集めで苦戦したドイツの書類の期限が切れないうちに入籍をしたいものです。
提出書類の紹介(日本の市町村役場に提出するもの)
私の住む市役所へ聞いたら、以下の書類で大丈夫と聞きました。念のため、提出する役所へ問い合わせしてみてください。
・市役所に提出する婚姻届
・日本語翻訳した婚姻具備証明書
・ハゲ丸(ドイツ人)のパスポート
(窓口へ本人が来れない場合は、相手の住む国籍がわかる書類の持参が必要です。例えると、相手の国の戸籍謄本などがオススメだそうです。by市民課担当の方)
・私の印鑑
※本籍地以外に提出する場合には戸籍謄本または全部事項証明書が必要だそうです!
※念のため、何度も市役所に問い合わせて確認した方が提出するときにスムーズかと思います。
※当たり前だけど、窓口へ持参する書類は全て原本!
専用の窓口で婚姻受理証明書を申請する
書類提出後の行動の予習を行いたいと思います。
これは、結婚した証拠のようなものです。
これを手に入れたら、外務省へ郵送か直接窓口でアポスティーユの申請をしましょう。アポスティーユが手元にきたら、日本でもドイツでもドイツ語翻訳依頼をしてください。このドイツ語翻訳も、政府公認翻訳士の方へ依頼してください。
ドイツで婚姻受理証明書を提出する!
ここまできたら安心です!
無事にドイツの役所へ提出しましょう。
日本のドイツ大使館でも受付をしているそうです。