国際恋愛・結婚は憧れだけじゃない!デメリットとリスク

こんにちは、ともえもん(@no-kuma-no-life)です。

人生一回きりだー!という思いでハゲ丸と出会った国際交流パーティーに行きましたが、今となっては「国際結婚は大変。」と胸を張って言えます。

胸を張るなという感じですが、今現在体験中なのでデメリットとリスクについてお話したいと思います。

世間を騒がせているコロナウィルス

まず、ワクチンや治療薬を休みなく開発されている世界各国の研究者の方々、現在コロナウィルスと闘っている医療関係者の皆様には頭がさがります。ありがとうございます。

そんなコロナ禍に私も巻き込まれるとは思ってもみませんでした。幸いにも今のところ健康に生活ができていますが、ドイツ人・ハゲ丸との結婚式、入籍が延期となってしまいました。自分が生きている時代に、こういった変わった病気が流行するとは・・・。

日本人同士であれば、市役所ですぐに書類を集めることはできますが、現在国を超えた結婚となるとその書類集め、パートナーの入国はとてもハードルの高いものとなっていると思います。もともと日本で入籍するために2020年はじめより書類集めをしていたのですが、いざ市役所に提出するって時にそれぞれの国の国境を閉じてしまったので、あえなく延期となりました。外国人パートナーと入籍、そして相手国の政府へ届け出をしていれば、住む権利はあるので、もう少し入国条件は緩和されると思いますが、ご自身での入国に関する調査は必要になります。

緊急事態宣言は解除されましたが、まだまだ気軽に海外へ出かけることは難しいようです。ハゲ丸と会えなくなって3ヶ月。もっと長期間会えていない方は多いでしょうし、やはりこういった時、国際結婚はとても大変であると思います。

国際恋愛・結婚に興味のある方は、ぜひ一度このような事態になってでも相手のことが好きでいられるか、なかなか母国に帰ってこれなくなる可能性があることを考えてみてください。

言語習得に関する時間が大きすぎる

これまで私の周りをみていると、どちらかの国の母国語を話し交際をしているカップルが多い印象でした。当初の私とハゲ丸の共通言語は、ちびっこ英語とちびっこ日本語。よく周りの人に「よくそれで付き合えてるね」と言われていました。(笑)確かにと思いつつ・・・。でもそのかわり、ちゃんと自分が伝えたいことが伝わったかどうか確認し、たくさん話すようにしていました。そのおかげもあってか、なんとかお互いは日常生活レベルの英語と日本語は話せるようになりました。

英語が話せても、ハゲ丸の母国語はドイツ語!無事に渡独できたら、ドイツ語の勉強が待っています。新しい語学を習得することは、継続的な学習と根気が必要です。もともと語学に興味があった場合は良いですが、どうしてもその言語が好きになれなかったら、語学を勉強する時間は苦痛に感じるかもしれません。

でも、母国語以外の言語を学ぶということは、自分の世界を広げるチャンスだと思います。そして、母国以外のあれこれを知ることができ、様々なことが倍以上手に入るきっかけになるかもしれません。

国際結婚に対する偏見

2000年代に入ってからは、より外国の方が多く日本に訪れるようになり、2019年は在留外国人が過去最多となったとニュースで報道されていました。昔に比べれば外国人や国際結婚はそう珍しくないものとなりましたが、島国の日本ではまだまだ国際結婚に対する偏見が残っています。

実際にハゲ丸と交際し始めた頃言われたのが、「日本に住みたいから遊びで付き合ってるんだよ」や「ワーホリ中だけの彼女だよ。宿代だよ、宿代!」など、冗談だとしてでも心にぐさりとくる言葉を言われたことがあります。そんなひどいことを言った友人とは縁を切らせて頂きましたが、まだまだ偏見は残っているんだなと実感した時でもありました。

私は小学生の頃に見たタイタニックに感激し、主題歌を唄っていたセリーヌディオンさんに憧れ、海外に興味を持ち始めました。でも「将来の旦那さんは外国人」だなんて考えたこともなかったし、ハゲ丸と出会ったパーティーに狙って行った訳ではありません。

国際結婚に関してネガティブなことだけではなく、ポジティブなことも、もちろんたくさんあります。ですが、もしかしたら国際恋愛・結婚に関してこういった偏見にぶつかる可能性はなきにしもあらず。

日本以外での生活が苦痛になること

私がこれまで海外旅行に行って感じたことは、日本は豊かな文化、多国籍な食べ物、アミューズメントパークなどに優れているということ。それは一部の地域に限ったことしれないけど、日本に愛着が強い人は異国での生活が時に苦痛になるかもしれません。

ドイツは自然が豊かです。ハゲ丸の住んでいる地域は人工的に造られた林がありハイキングコースまでもあります。家の近くに当たり前のようにあったカフェは数件しかなく、日曜日は法律によってスーパーやデパートは休みだし、初めてドイツを訪れた時は「みんな休みの日は何をして過ごすんだろう」とストレスを感じた覚えがあります。

今は、日曜日に必要最低限のお店を休みにすることは良いと思えるようになったし、忘れかけていたゆっくり家族と過ごすことの大切さが理解できるようになりました。

要は、郷に入れば郷に従え。いつかその環境にに慣れる時が来るのかもしれません。

食事が合わない問題

実は、これ重大な問題です。

ハゲ丸と付き合い始めてから何度かドイツ料理を食べていますが、唯一食べられないものが「ザワークラウト」。ドイツにおけるキャベツの漬物です。とても酸っぱいのだけど、あのなんとも言えない独特な味が苦手です。ハゲ丸は、「日本のご飯大好き!」というありがたい嗜好の持ち主なので今のところ食に関してのほとんどありません。

今世界では日本食ブームと言われていますが、異国で日本の食材を集めるとなると、とても困難を極めます。ドイツにも大きな街に行けばアジアショップはありますが、調味料などの値段は日本の2倍以上はします。一番衝撃的だったのは、納豆の価格!遠く海を超えて来るため冷凍されており、値段は日本の4倍しました。買うと決めても、値段を見るとビビってしまい、購入を諦めたことが何度もありました。

日本人、外国人問わず異国で自分の国の食事を作るとなると、それなりの苦労があるため、お互いの思いやり、そしてできる限りの歩み寄りが大切なのかもしれません。

子供へのバイリンガル教育問題

私はまだ子どもを授かってはいませんが、将来的には日本語、ドイツ語話せる子育てをしたいと思っています。ですが、他の国際結婚をされた方にお話を聞いたら、「バイリンガルはとても大変。」とお返事がありました。

「ドイツ人と日本人のあいだに産まれれば、自然と両国の言葉が身につく」この言葉って半分嘘で、半分本当と思っています。イクメンが多いと言われているヨーロッパ男性でも、やはり日中は仕事に行ってしまうため、どうしてもママと過ごす時間が多くなってしまいます。そのため、パパ、ママ両国の言葉をバランスよく使い子育てを行う必要があります。

もしドイツに住むのであれば、通常の学校の他に日本語学校に通わせたりする必要が出て来るかもしれないし、日本に住んでも同じことが言えると思います。イギリス人パートナーと国際結婚をされた、日本人ママさんにお話を聞いたら、日本に住むと言葉の理解に偏りができてしまうと答えていました。家以外だと日本語のため英語を使う頻度が少ないのと、自ら英語を話す環境に行く必要があると言っていました。

親の頑張りももちろん大事ですが、子どもが楽しく言語を学べる環境づくりが一番大切なのではないかと思いました。

 

デメリットも多いけど、メリットもたくさん!

確かに国際結婚が大変なのは事実です。

そして、散々ネガテイブなことを述べてきましたが、日本を飛び越え「この人しかいない!」と思える人と出会えたことは事実だし、奇跡的なことだと思います。私もまさか国際結婚をするとは思ってなかったし、ハゲ丸と出会えたことは幸せだと思っています。

外国人パートナーと生活を共にしていくと、たくさんの壁にぶち当たる時が来るかもしれません。それは日本人同士のカップルにも言えることであり、その壁を一つずつ乗り越えていける絆を育んで行くことが大切なのだと思います。

 

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